大雪による交通の長期遮断、屋根に積もった雪の落下による被災など、大雪は学校の登下校に多くの被害をもたらします。そのため、大雪警報などが発令された場合、休校と判断する学校が多いのではないでしょうか。今回は、大雪による休校の判断基準、児童・生徒への連絡方法を解説します!
 

目次

 
1近年の豪雪被害
2豪雪時の休校の判断は?
3臨時休校を伝える連絡方法
4まとめ

 
 

1.近年の豪雪被害


 
 

2021年12月

12月27日、滋賀県で記録的な大雪となりました。高島市では、午後4時時点で約560軒が停電となり、彦根市の国道8号では大型トラックが雪でスリップし走行できなくなりました。トラックはおよそ6時間半後に移動させることがきましたが、2kmに渡り多くの車が立ち往生しました。
 

2021年1月

主に、東北地方や北陸地方の日本海側で大雪となりました。高速道路や幹線道路で車の立ち往生が発生し、列車の運休が相次ぎました。2月23日には東日本旅客鉄道函館本線にて普通列車が立ち往生し、乗客11人が翌朝まで列車内に閉じ込められました。
 

2018年2月

北陸地方で大雪となり、積雪量は福井市で147cm、金沢市で87cmと37年ぶりの記録的な大雪でした。福井県北部の国道8号では、10kmに渡り約1500台の車が立ち往生しました。また、雪山に乗り上げた車に乗っていた男性が、一酸化炭素中毒で死亡するなどの事故が起きました。
 

2016年1月

日本海側を中心に広範囲で大雪となり、特に九州地方や中国地方で積雪の被害が発生しました。奄美大島では115年ぶりに積雪を記録し、沖縄本島の名護では観測史上初の積雪を観測しました。その他、九州各地で水道管の破裂が多発し大規模な断水になるなど、数週間に渡ってライフラインに影響がでました。
 

2014年2月

西日本から北日本にかけて、太平洋側を中心に広い範囲で雪が降り、関東甲信及び東北地方で記録的な大雪となりました。近畿地方から北海道の広い範囲では住家損壊等が発生し、関東甲信地方を中心に車の立ち往生が起こりました。また、交通の途絶による集落の孤立が複数の都県に渡って発生しました。
 

参照:国土交通省 気象庁「災害をもたらした気象事例」

 
 

2.豪雪時の休校の判断は?

休校と判断する基準は学校それぞれです。警報が出ていても、地域によって被害の大きさが違うため、学校独自の基準を決めているところもあるようです。
 

ある学校の休校基準

・交通機関が不通になった場合
・学校の所在地域に大雪警報が発令された場合
  ⇒どちらも、あらかじめ対象の路線、地域を決めておく。
 
運転の再開時刻・警報の解除時刻⇒授業の取り扱い

午前6時00分まで⇒平常通り
午前6時00分から午前10時00分まで⇒3時間目より授業を行う
午前10時00分以降⇒1日休校

 

連絡網システムを活用した休校基準

弊社の連絡網システム「オクレンジャー」には、気象自動配信という、あらかじめ指定した条件(気象・発生地域)と、気象庁から発表された気象情報が合致した場合に、自動でメッセージを送信する機能があります。
 
実際に、気象自動配信を活用した休校連絡をご紹介します。
 
あらかじめ、「大雪警報」などの警報が発令された場合に、配信されるよう設定を行い、休校になることを伝える本文を作成しておきます。
実際に、警報が発令されると設定しておいたメッセージが自動で配信されます。
また、警報の解除時にもメッセージを自動で配信することが可能なため、解除されたら、再開の連絡がくるという合図にもなります。
 
その他の連絡網システムでは、警報の解除時には自動で配信が行えないものや、発生地域を都道府県単位でしか選択ができないシステムもあります。
「オクレンジャー」では、警報発令時、解除時ともに自動配信が可能であり、市町村単位で発生地域を選択できます。
 
詳しい機能紹介についてはこちら
 
 

3.臨時休校を伝える連絡方法


休校を伝える連絡方法として多いのは以下の4つではないでしょうか。
 

・電話連絡網
・メール連絡
・LINE公式アカウント
・連絡網システム

 

電話連絡網

担任の先生から数名の保護者に連絡事項を伝え、その後は保護者から保護者へ連絡を伝達する方法です。そのため、最後の家庭に連絡が届くまで時間が掛かるというデメリットがあります。また不在の家庭があった場合、その後の家庭には情報が伝わらなくなってしまいます。
 

メール連絡

一斉にメールを各家庭へ送ることができます。ただ、メールに気づかなかった場合、そのまま登校してしまう可能性も考えられます。また、未読や既読の確認方法がないため、情報が伝わっているのか確認ができません
 

LINE公式アカウント

学校で発行しているLINE公式アカウントに登録してもらい、休校と判断した際に一斉連絡をする方法です。こちらもメール連絡と同じく、一人一人の未読や既読の確認ができないため、情報が全員に伝わっているか確認ができません。
 

連絡網システム

企業が提供している連絡網システムです。学校から保護者へ一斉にメッセージを送信できます。システムによっては、気象庁からの発表を受け、自動でメッセージを送信する機能を備えたシステムもあります。メッセージを読んでもらうため、確実に受信登録をしてもらうことや、通知の設定をオンにしておく必要があります。
 
 

4.まとめ

休校は当日の気象状況により、急遽決定するものです。すぐに保護者や生徒に伝わらない場合、危険な状況にも関わらず登校してしまう可能性があります。
上記を踏まえた上で考えると、連絡網システムが一番スムーズに、かつ確実に休校の連絡ができるのではないでしょうか。
 
弊社の連絡網システム「オクレンジャー」では、メールだけではなく、アプリでの受信も可能となっており、災害時に電話やメールが繋がりにくい状況でも安定してメッセージを受け取ることができます。また、「気象自動配信」を活用することで、休校の連絡だけではなく、生徒や保護者、職員の安否確認にも使用できます。
 
大雪などによる被害を防ぐためにも、休校の判断は重要です。
いざという時、休校の判断をしたにも関わらず、思いもよらぬ事故に繋がらないよう、連絡手段について一度見直してみてはいかがでしょうか。
 

記事監修

オクレンジャー連絡網

株式会社パスカルは法人向け安否確認システム「オクレンジャー」をご提供し、災害時の正確な安否確認と迅速な緊急連絡を実現しています。
システム開発における30年以上の実績と知見をもとに、使いやすく質の高いサービス提供を続け、140万人以上のお客様にご利用いただいております。
企業、教育機関、病院、官公庁など幅広い企業のBCP対策に貢献し、皆様の安全に貢献しております。

まずはお問い合わせください!

資料請求・お問合せ

電話でのお問い合わせ

0267-66-1383

営業時間:平日9:00~17:00
営業時間外にお電話にてお問い合わせいただいた場合、
翌営業日以降に改めてお問い合わせください。

メールでのお問い合わせ

ocrenger@pasmail.jp

24時間受付(営業時間:平日9:00~17:00)
営業時間外にメールにてお問い合わせいただいた場合、
翌営業日に返答させていただきます。